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VW2016 レコードフォーマットを図形とシンボルに連結する

別記建具理リスト表作成の準備段階である。レコードフォーマットを図形とシンボルにどのように連結するか、又それらに設計変更があった場合どのようにすればよいか、椅子・テーブル・家具をシンボル例としてミスが少なく簡単に出来る方法を検討してみた。

 レコードフォーマット連結-01
  
(A) 上図は初回設計変更後の設計済シンボル図形(面:カラー白)計9個と設計変更に伴う追加シンボル図形(面:模様)計6個を表した図面である。
(B) 追記(1)~(5)は設計時の手順を、(6)~(7)は初回設計変更時の手順を表している。
(C) 配置シンボル図形とシンボルは異なるレコード情報を持つことが出来る。設計変更があった場合、追記(2)・(3)による方法共、配置済みシンボル図形のレコードフォーマット値と当該シンボルのレコードフォーマット値が異なる場合があり、(6)はその例を示している。
(D) 配置シンボル図形と当該シンボルのレコードフォーマットを一致させる; 各シンボル毎に異なるレコードフォーマットを連結し、それを用いて図面配置する。
(E) 配置シンボル図形のみレコードフォーマットを連結させる
 -1) 配置シンボル図形と当該シンボルのレコードフォーマットは一致しない。
 -2) 追記(2)の方法で,レコード情報値を全て空欄、又は変更可能性がないレコード情報値以外を空欄とし、図面配置シンボル図形のみにレコードフォーマット情報値を連結させる。
(F) レポート作成はシンボルそのものではなくデザインレイヤ図面に配置されたシンボルを対象にする。デザインレイヤビューポートを作成した場合、そのデザインレイヤ内のレコードが連結されたシンボルもカウントされるので注意が必要。

(Tips1) シンボル図形の選択; 上図例はシンボル数・配置が単純だが、そうではなく煩雑な場合、特定シンボルを選択するにはツール/図形選択マクロ コマンドを利用する。シンボルだけではなく特定オブジェクト選択にも該当する。

(Tips2) ワークシート各部名称; Vectorworks 2016 HELP ”ワークシートを使用する”・”ワークシートのコマンド参照。

 ワークシート(註1)

 ワークシート(註2)

(1) レコードフォーマットの作成;

 -1) 3種類のオブジェクトはフィールド名が同じなので本来一つのレコードフォーマットで事足りるが、ここでは下記(3)の詳細確認のためレコード情報が異なるオブジェクト毎に3種類のレコードフォーマットを作成する。

 -2) レコードフォーマットを一つ作成し、名前・フィールド名・フィールド値記入。フィールド名は同じなので、他は作成したレコードフォーマットを複製し編集する。下図は椅子・テーブル・家具のレコードフォーマット。椅子の初期値は一その部空欄としている。

 レコードフォーマット連結-02


(2)[一般的方法] 配置された図形へのレコードフォーマットの連結;

 図面に配置された同じシンボルを全て選択し、データパレット/レコードタブの該当レコードフォーマットにチェックを入れる。シンボルに連結されないが、図面に表記された図形にレコードフォーマットを連結させる基本的な入力方法。


(3)一般的方法] シンボルへのレコードフォーマットの連結; 下記の2通り

 -1) リソースブラウザ/シンボル/編集; リソースブラウザの該当シンボルを選択。リソース/編集(又はシンボル選択後右クリックしてレコードを編集選択)。選択状態にあるシンボルを解除後レコードタブの該当レコードフォーマットにチェックを入れる。設計済シンボルとは異なる新規作成シンボルに影響するが、設計済シンボルには影響しない。又配置済みシンボル図形にも影響しないのでそれらがある場合は上記(2)の方法でで配置済図形に連結する。

 -2) リソースブラウザ/シンボル/レコードを連結; リソースブラウザの該当シンボルを選択。リソース/レコードを連結(又はシンボル選択後右クリックしてレコードを連結選択)。レコードを選択ダイアログが開くので、該当レコードフォーマットにチェックを入れる。新規作成されるシンボルと設計済シンボルに影響する。(3)-1)と同じで配置済シンボル図形には影響しないのでそれらがある場合は上記(2)の方法で配置済図形に連結する。


(4) 椅子・テーブル・家具シンボル及び配置シンボル図形へのレコードフォーマット連結;

 -1) 椅子; 上記(2)の例

  * 配置済シンボル図形椅子4脚にはレコードフォーマットが連結されていない。

  * 配置済シンボル”椅子”4脚を選択し、データパレット/レコードタブのレコードフォーマット”椅子丸”にチェックを入れる。

  (註)シンボルには連結しない。

 レコードフォーマット連結-03  

 -2) テーブル; 上記(3)-1)の例。

  * リソースブラウザのシンボル”テーブル”を選択。リソース/編集(又はシンボル選択後右クリックして編集)選択。選択状態にあるシンボルを解除し、レコードタブのレコードフォーマット”テーブル四角”にチェックを入れる。シンボルを出る。

  * 連結済シンボルでテーブル3脚を図面に配置。

  * 配置図面とシンボルは同じレコードフォーマット内容。

 レコードフォーマット連結-04 

 -3) 家具; 上記(3)-2)の例。

  * リソースブラウザのシンボル”家具”を選択。リソース/レコードを連結(又はシンボル選択後右クリックしてレコードを連結選択)。レコードを選択ダイアログが開くので、レコードフォーマット”家具三角”にチェックを入れる。

  * 連結済シンボルで家具2台を図面に配置。

  * 配置図面とシンボルは同じレコードフォーマット内容。

 レコードフォーマット連結-05 


(5) ツール/レポート/レポートを作成; 椅子のワークシートを作成した後テーブル・家具を加える。

 -1) 椅子; ツール/レポート/レポートを作成 コマンド実行し、ワークシート名称未設定WS-1 作成。

  * レコードリスト;椅子丸とし、開示可能表示項目一覧を”全て追加”選択。

 レコードフォーマット連結-06

  * 名称未設定WS-1;

 レコードフォーマット連結-07  

 -2) テーブル、家具; ツール/レポート/レポートを作成 コマンド実行時に、オプションをクリックし”既存のワークシートに追加”を選択。名称未設定WS-1に新規ワークシートを加える。

 レコードフォーマット連結-05

 -3) 設計済シンボル図形ワークシート名称未設定WS-1; 椅子・テーブル・家具の図面上シンボル図形数量とレコード情報が表示される。

 (註)価格を含む少数点以下表示の行は特殊セル(レコード情報)で関数計算対象とはならない。

  レコードフォーマット連結-08

 -4) 名称未設定WS-1編集;

  * 例として椅子の場合2行目(データベースの見出し行)を選択すると降順・昇順ソートアイコン及び集計用SUMアイコンが選択可能状態となるのでSUMアイコンを列番号(例えばA)にドラッグすると下図のようにドラッグ位置(この場合A横)にSUMアイコンが表示される。ちなみに集計用SUMアイコンを削除するにはセル外にドラッグする。机・家具についても同様作業を行い、データベース見出し行を除く不要行を削除。  

 レコードフォーマット連結-09

  * 表示/データーベースヘッダ のチェックをはずす。 

 レコードフォーマット連結-08 


(6) 設計変更; 椅子・テーブル・家具各数量2追加;

 -1) 椅子; 上記(2)の例 

  * 配置された図形にのみレコードフォーマット連結。

  * シンボル”椅子”で1脚図形配置。

  * 設計済4脚と追加1脚計図形5脚を選択。

  * データパレット/レコードタブ”椅子丸”のフィールド値変更; 初期値未記入箇所を選択し情報値を代入。メーカー:ISS 品番:CH01 価格:10,000

  * 新規シンボル”椅子小”を作成し図面に配置。

  * 配置されたシンボル図形のデータパレット/レコードタブ”椅子丸”のフィールド初期値未記入箇所を選択し情報値を代入。メーカー:ISS 品番:CH02 価格:8,000

  (註)シンボル”テーブル”のレコードフォーマットは初期値のまま。

 -2) テーブル; 上記(3)-1の例。

  * すでに配置された設計済テーブル3脚のレコード情報値品番(TA01)はそのままにして、同じテーブルであるが品番のみ変更された(TA-02)1脚に加え新たに新規シンボル”テーブル小”(品番:TB01)を1脚図面に配置する。

  * シンボル”テーブル”を選択の上、右クリック。”編集”選択。

  * データパレット/レコードタブ”テーブル四角”のフィールド値品番をTA-01=>TA-02とする。

  * そのシンボルを使用して”テーブル”1脚図面に追加。

  (註)シンボルとシンボル配置図形のレコードフォーマットの相違; 設計済シンボル4脚の品番TA-01はそのままであるが、そのシンボル図形を右クリックして編集にいるとシンボルの品番はTA-02となっている。

  * 新たに新規シンボル”テーブル小”作成。

  * シンボル”テーブル小”データパレット/レコードタブ”テーブル四角”のフィールド値品番をTA-02=>TB-01とする。

  * そのシンボルを使用して”テーブル小”1脚図面に追加。

  (註)シンボル”テーブル小”の配置図形とシンボルの品番(TB-01)は同じ。但し、シンボル”テーブル”の品番"TA-02"に影響はなくそのままとなっている。

 -3) 家具; 上記(3)-2の例。

  * すでに配置された設計済家具2台に同家具1台及び異なる新規家具1台を追加配置ずる。

  * 設計済シンボル”家具”を選択の上、図面に1台図面に追加。

  * 新たに新規シンボル”家具小”作成。

  * シンボル”テーブル小”データパレット/レコードタブ”家具小”のフィールド値品番をTAFUR01=>TAFUR02とする。

  * そのシンボルを使用して”家具小”1台図面に追加。

  (註)シンボル”家具小”の配置図形とシンボルの品番(FUR02)は同じ。但し、設計済みシンボル”家具”の配置済み図形3台の品番は”FUR01”であるが、それらシンボルの品番はFUR01=>FUR02に変わっている。レコードフォーマット値が書き変わったためである。


(7) 設計変更後のワークシート確認; ワークシート名称未設定WS-1を再計算する。

 -1)ークシート名称未設定WS-1/編集 選択。ファイル/再計算 実行。

 -2)設計変更に伴う各シンボルのレコードフォーマット値が変更されているのがわかる。

  * シンボル数総計; 9=>15

  * 新規レコードフォーマット値;

   ・椅子CH01 5脚全てに価格10,000、CH021脚に価格8,000が入っている。

   ・CH01×(4+1)+CH02×1

   ・TA01×(3+1)+TA02×1+TB01×1

   ・FUR01×(2+1)+FUR01×1

 レコードフォーマット連結-10 


(8) 未確認事項; レコード作成オプションの”シンボルを検索”と”プラグインオブジェクトを検索”。下図は前者を選択した場合の説明であるが、VW2016HELPでは”選択すると、シンボル内で埋め込みオブジェクトやシンボルを検索し、情報をワークシートに追加します。”となっている。今回、両者又のチェックの有無にかかわらず同結果となったのは各シンボル内に埋め込まれたレコード情報を持つシンボル等が無かったということであろうか?シンボル内にシンボルがあるケースは未確認。

 レコードフォーマット連結-11

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